プログラマーの年収は、国税庁の調べによると平均で430万円ほど。他の職種も合わせた日本人の平均年収と、ほぼ変わらない程度です。

月給平均だと35万円ほど、初任給では21万円ほどが相場といわれています。これは正社員についての平均収入ですから、非正規雇用の場合は多少の差が出てくるでしょう。年齢や勤務先、経験年数などによっても違いはあります。

地域別では、比較的平均年収が高いのが関西です。関東よりやや上回っているくらいで、関東のほうがよりプログラマー人材があふれている可能性が考えられます。関西・関東に次いで平均年収が高いのが、東海地方のプログラマーです。400万円を超える地域は東海地方までで、他の地域では400万円を切る平均年収となっています。

さらに細かく見ていくと、最も高額の平均年収は奈良県、次いで京都府と大阪府が挙がっています。ただし平均年収には年度ごとの推移もあるため、将来的にも変動しないとは限りません。

プログラマーにも、Webや組み込み系などどのような業務を担当するかの違いがあります。業界によっても差があり、年収が高めの傾向にあるのが広告関連のアドテクノロジー業界です。次いで高いのが、ゲーム業界。業界全体で黒字化していると、年収も高くなる見込みがあります。

どの言語を使えるかによってもできる仕事が違ってくるため、高収入を狙いたければ業界の動向に注視して需要の高い業界・企業で働けるよう努力するのが近道になるでしょう。